新CINEMA PARADISO ~第92回アカデミー賞~

米アカデミー賞の各賞のノミネートが発表されています。
何年前からでしょうか?授賞式が2月に変更され、1月にはノミネートが行われるようになっています。

さて今回は、自分好みの作品が並びました。
バットマンの名悪役ジョーカーがジョーカーになるまでを描いた「ジョーカー」、マーティン・スコセッシの大作「アイリッシュマン」、クエンティン・タランティーノのこれまた大作「ワンスアポンアタイム・イン・ハリウッド」、そして外国語映画賞と本線の作品賞双方にノミネートされたポン・ジュノの「パラサイト」いずれも面白い映画ですが、有力視されているのは、ゴールデングローブ賞を取った「1917 命をかけた伝令」のようです。

「1917」は観ていないため、何とも言えませんが、上記4作品の中だと「アイリッシュマン」か「パラサイト」に取ってもらいたいところです。
アイリッシュマンは、3時間を超える超大作ながら長さを感じさせない話の面白さはありますが、デ・ニーロ、パチーノをはじめとする往年の名優が共演しているという個人的な思い入れの強さがあります。一方、パラサイトもここ20年ポン・ジュノ作品に魅了されてきたこともあり、これまた個人的思い入れが強くあります。是非ハリウッドの歴史を変えて欲しいという願望もあります。

おそらく主演男優賞はジョーカーのホアキン・フェニックスでしょうから、監督賞ポン・ジュノ、作品賞アイリッシュマン、助演男優賞アル・パチーノくらいにおさまればめでたしめでたしなのですが・・・結果やいかに。

橋本

BORN IN THE U.S.A

先月、縁あってアメリカ合衆国、ダラスに行ってきました。

アメリカに行ったのは、四半世紀ぶり、正確には28年ぶりです。ESTAなるビザなし渡航の認証システムが出来ていたり、えらく物価は高くなっていたりと、さすがに25年も経てば色々変わっては来るものです。

前回はニューヨークだったので、随分と違いはありますが、そうは言ってもダラスもテキサス州では人口100万を超える大都市で、高層ビルもあります。
ただ土地が広いせいか、街の中に閉じ込められているというような雰囲気はなく、一定の見晴らしもあり、何となくゆったりとした感覚を味わえました。

※ふだんは、あまり食べないステーキもしっかり堪能しました。

またテキサスと言えば、保守的なイメージが強く、渡航前は正直自分の資質とはあまり合わないかな?という思いがあったのですが、実際にそこにいる人達は、みんな気さくというか店やレストランに入っても、とてもフレンドリーで親切にしてもらえました。

自分の人生において、訪れることなどないと思っていた街に来れるというのは、ありがたいものです。
そして良い印象が思い出に残るのも幸せです。

橋本

新CINEMA PARADISO ~本当の真実~

今朝ようやく「新聞記者」を観ました。
上映回数が少なく、時間が合わなかったり、足を運べば満席だったりと・・・期待度が増していくばかりでしたが、まさに期待通りの作品でした。

現政権下において発生した事件・スキャンダル・疑惑をうまく絡ませ、まとめあげた傑作で、日本映画にしては珍しく、よく踏み込んだ作品だと思います。

ただ”真実”というのは、どこにあるのか?悪い奴は誰なのか?
これは映画の中でも(映画の中では少しはわかりますが)現実でも闇に隠れて見えません。特にネット社会の現代においては、真実さえも虚偽にされかねないという、恐ろしさを感じ得ませんでした。
自分たちの目の前にある自由や平等や公正や公平とは、いったい何なのだろうか?疑問とともに絶望を感じてしまいます。
しかしながら、この映画がつくられただけでも、まだこの国は捨てたものじゃないのかもしれません。

とにかく多くの人に見てもらいたい作品です。
主演のシム・ウンギョンは評判通りの素晴らしさでしたが、ラストシーンの松坂桃李の表情も日本映画史上に残る名演技だと思います。(必見!)

橋本

よくわからない?

国交省副大臣が問題発言で辞任しました。
まぁ辞任に値する発言ではあると思いますが、僕が「おやっ?」と感じたのは辞任の際に話していたことです。

「あのときは、事実と異なることを言っているつもりはなかった・・・」

僕は、単に調子にのって、冗談を言った程度なのだろうと思っていたのですが、そういうことでもないのでしょうか?
その時は、後に訂正することになる話について、そんな認識がないとは、いったいどういうことなのだろうか?
ということは本当の話?ということなのでしょうか?まったくわかりません。

そして、この件で唯一再認識できたのは、相変わらず麻生太郎は品がないということくらいでした。

橋本

ハロー、2019

新年を迎えました。
平成最後の年の始まりです。

これからの日本、そして世界には大きな課題が山積みのはずですが、なぜか昭和から平成に変わったときよりも前向きな気分になれます。
おろらくは元号(時代)が変わることへの心構えというか準備ができてのことだからかもしれません。

個人的には、次の時代で確実に自分自身の仕事生活は幕を閉じるわけですし、また人生の終焉を迎える可能性も高いように思っています。
特に仕事に関しては、価値観が変わりゆく世界で、どのような状況になるのか想像すらできません。(本当は、少しは想像/予測していますが・・・)
新時代を生き抜くために、最初の3年、ここで何を描けるかがポイントのような気がします。

会社にとっては、もう一つ上を目指しての挑戦、僕にとっては、気持ちよくリタイアできるための時代の始まりです。

橋本

問題提起

先般、経団連の中西会長が就活ルールの廃止に言及し、話題になりました。
思った以上に風当たりが強かったのか、「問題提起をしたまで」と意図を説明していました。
さらに衆議院議員の小泉進次郎は、「波紋が広がることは大歓迎、本当に良いかどうか議論すればいい」と言った話しをしたようです。

さて”問題提起””議論”、これらは何に対するものなのでしょうか?
問題提起も議論もよいことだと思いますが、何を目的としたものか、焦点は何なのかが、はっきりしないと混乱を招くだけのように思います。

自分にしては、珍しく安倍首相の言ったことが、もっともだと思います。
中西会長の発言は、その前の安倍首相の「新たに定めた就活ルールを遵守してくれ」というものに対して出た発言ではないかと思います。
(つくったルールはまず守れ⇒筋を通せ⇒それで問題があるなら改善すればいい)
そもそも就活ルールなんていうものは、新卒一括採用、終身雇用の日本型人事制度によるものから出来たもののはずです。
経団連は、新卒一括採用、終身雇用、日本型賃金システムを捨てる覚悟があるのでしょうか?

確かに最近の傾向として、終身雇用は薄れつつあるかもしれませんが、新卒一括採用というのは、裏を返せば終身雇用に近い何かを前提としたものでないと成り立たないと考えます。(つまり大昔のような年齢給を中心とした年功序列型制度や古典的職能資格制度は減っていますが、基本的な終身雇用の考え方は生きているということです)
そこに踏み込まずして、就活ルールの廃止だけを取り上げても、単に新卒採用活動を有利に進めたいだけの、たわごとにしか聞こえないのは僕だけでしょうか?

問題提起とは何か?議論は何をするのか?・・・以前も近いことに触れていますが、これも同じです。就活ルール廃止は、日本の人事制度(人事の仕組みといいましょうか)を揺るがす問題であることを認識しなければなりません。
経営者も労働者も、もちろんこれから社会に出てくる者たちも。

橋本

か・す・む

”かすむ”という言葉を辞書で調べてみると・・・
・霞がかかる
・霞がかかったような状態になる
・ぼんやりして物事の姿や形が見えにくくなる
・目が疲れたり、故障したりして、物が見えにくくなる
・他の、より優れたもののために存在が目立たなくなる
などなど出てきます。

昨日、唐突に加計学園理事長が会見を開きました。
前日には、大阪北部を震源とする大きな地震があり、当日はサッカーワールドカップ日本代表の初戦コロンビア戦でした。

確実にかすんでいたのでは、ないでしょうか。
次は、”こそく”と調べてみようか・・・。

橋本

これでいいのか?

世間を騒がせた加計学園問題に関する愛媛県文書、何と幕引きは、「安倍首相と加計理事長の面談などなかった!」にもかかわらず、いきおいで愛媛県と今治市に嘘を言ってしまった・・・という、どう考えても「それは嘘だろう!」と言ってしまうようなどんでん返しをかましました。

先日、事務局長とやらが愛媛県と今治市(今治市はどうでもいいような気もしますが)にお詫びに行った様子が報道されていましたが、マスコミの追求に対する事務局長の対応は、”とんでもないことをしてしまった!”というような反省の色は微塵も感じられませんでした。少なくとも僕には。
そもそも嘘の謝罪なのだから、気持ちが入らないのも当然なのかもしれませんね。

日大アメフト部の元監督とコーチの会見とは少し毛色は違うものの、双方とも反省の色なし!にもかかわらず、日大の方は日大含めて、ほぼ日本中から総バッシングを受けているのに、加計の方は、学園、事務局長含め、そこまで叩かれていないように感じます。
くしくも双方とも教育機関、これでいいのでしょうか???

橋本

気狂いピエロが世界を変える・・・のか?

アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプと北朝鮮のキム・ジョンウン委員長が会談をする予定だそうです。
くしくも今日は、その前段で韓国のムン・ジェイン大統領とキム・ジョンウン委員長の会談が行われました。予定調和かどうかは知りませんが、無難に終わったようです。

昨年来続いてきた米朝の緊張が、今年に入り急激に変わり、今日に至っているわけですが、僕はこの流れを冷ややかに見ています。もちろん、米朝のトップが直接話し合うのは画期的なことですし、とても良いことだと思います。
ただ主役が、トランプとジョンウンですからね・・・。ノーベル平和賞でも狙っているのでしょうか???
イスラエルのラビン首相とPLOのアラファト議長との間で結ばれた歴史的合意でも意識しているのでしょうか?

マハトマ・ガンジーでもなく、マザー・テレサでもない、ましてやマララ・ユスフザイになど成り得ない、この二人が何を演じてくれるのでしょうか。
意外と腹黒い道化師が、ひょんなことから世界を平和に導くのかもしれません・・・。
前向きに見守っていきましょうか。

橋本

定番記事 ~働き方改革とは何だ!~

随分久しぶりの書き込みとなりました。

タイトル通り、今が旬の定番記事ですが、正直何を焦点にどうまとめていいものかわからないという感じです。
今国会がはじまる前から、働き方改革と呼ばれる個々の事案には、いろいろ物申したいこともあり、何度かパソコンに向かおうと思ったのですが、僕自身の怠慢か?結局記事にはしませんでした。
そのうち国会がはじまり、裁量労働制の職種を増やすところでつまずき、そればかりが焦点となってしまっているのが現状でしょうか。

”働き方改革法案”は、様々なものをパッケージとして出しているようです。つまりそういうものなので、働き方改革を論じると言っても、ものによっては真反対の評価や批評をしなければならなくなり、わけがわからなくなるのではないかと考えます。

事業主(経営者)、労働者、さらには就活をしている人達、それぞれの目線で働き方改革は異なるのではないでしょうか?
おそらく働き方改革の大きな柱は、①労働時間(時間外労働)の上限規制 ②労働者の多様な働き方(生活スタイル)の容認 ではないかと思います。字面だけみれば、どちらかと言えば労働者にとって魅力的な話のように思われます。事実、就活中の学生のインタビューなどでは、「働き方改革を推進している会社がいい」~残業がない、休日休暇が充実している、ワークライフバランス、いろんな働き方を認めてくれる等等~というようなコメントをよく耳にします。

しかしよく考えてみましょう。過重労働は確かに駄目ですが、労働時間の削減には、生産性を上げなければなりません。多様な働き方に対しては、どう評価するのかが課題となります。既に識者の間から、ちらほら聞こえてきますが、生産性を上げるにしろ、多様性への評価にしろ、ポイントは”成果”ということになり、「成果主義の導入」をうったえる人もいます。
考えてみれば、働き方改革③同一労働同一賃金も、その一角と言えるでしょう。今、言われている③は、非正規労働者と正社員との格差是正のためのようですが、①②と併せて考えますと、最終的には欧米の職務給型賃金を目指すのか?ということになろうかと思います。

20年ほど前に、一度失敗した成果主義型人事制度を本当に取り入れるのでしょうか?僕自身は、仕事柄成果主義が一概に悪いとは言いませんが、労働者(特にこれから社会に出てくる人達)の方々は、成果主義がどのようなものか本当に理解しているのでしょうか?一方経営者の方々は、成果主義の運用がどれほど大変か理解しているのでしょうか?
職務給型賃金制度と成果主義は、完全に欧米化するということです。これは頭の構造を根本的に変えるということで、日本の会社組織にとって、人事の大転換点になるということを認識すべきだと思います。

もちろん人事労務を生業にしている僕のようなコンサルタントや社会保険労務士もそうで、労働法制に関する大改正なので、いい飯の種になる程度に考えているようでは底はしれているでしょう。
小手先や口先だけのアドバイスは要注意だと僕は考えています。働き方改革という言葉に踊らされずに、先を見据えたアドバイスが出来るよう心掛けていきたいものです。
僕らのもとにもお客さんからの適正な評価(成果主義的目線)が訪れる前に。

橋本